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常に不安で仕方ない。ほんの些細なことで不安になってしまう。

不安。

まさか、この感情にこんなにも振り回され、気分が休まらない日々を送ることになるとは思いもしなかった。
きっとこんな思いを抱いている方も多いはず。

現代社会において不安を解消するための方法はとてもたくさんあります。

マインドフルネス瞑想

水分補給

笑い

塩を摂る

EFT

森林浴

書道

片づけ

趣味に没頭

セドナ・メソッド

アファメーション

イメージング

姿勢をよくする

指ヨガ

朝型生活

しかし、一生懸命行っても、同じように効果を感じられるわけではなく、やり方によっては効果がなかったり、逆効果になってしまうことも多いのです。

私のサイトは、私自身が不安をどんどん大きくしてしまう性格から、不安神経症を患い、闘病生活の先で社会復帰した体験を活かして、今まさに悩む方の助けになれたらという願いを込めて運営しています。

サイト管理人のあやめと申します。

今回も、アナット・バニエル著『動きが脳を変える~活力と変化を生み出すニューロムーブメント~』について内容を紹介します。

過去の記事はこちらから↓

動きが脳を変える5

動きが脳を変える4

動きが脳を変える3

動きが脳を変える2

動きが脳を変える1

続いて今回の内容です。

ニューロムーブメント6 ささいなことが大きな変化に

あきらめの境地から抜け出す

反射的な興奮と内なる熱狂は違う

ニューロムーブメント思考と行動のレッスン6・1 熱狂というスキルを磨く

情熱のなさもまた学習されてしまう

ニューロムーブメント6・2 思考と行動のレッスン 活動の道を行く

ニューロムーブメント6・3 思考と行動のレッスン 熱狂は自分にも周囲にも活力をもたらす

まとめ

少しでも楽になるために知っておくべき考え方として御覧ください。

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内なる熱狂を呼び覚ますー小さなことが大きな変化に

スポーツの試合を観戦しているときに、応援しているチームが不利な展開になると、エネルギーが減っていくのを感じるでしょう。

選手もモチベーションが低くなって動きが悪くなり、ミスにつながったりします。

しかし、そのようなときでも、ファン、応援団、チアリーダーの大きな声援や、生き生きとしたパフォーマンスにより選手たちが元気を取り戻し、プレーの内容も良くなり、逆転勝利をするということもあります。

このようなとき、それぞれの人々の心の中では「熱狂」が起こっています。スポーツに限ったことではなく、仕事や勉強、日常生活の中で、あきらめかけていたようなときでも、ほんの数人でも応援される、言葉をかけられることでやる気が出たりすることも経験されている方は多いですよね。

では誰かに応援してもらえないとやる気が出たり、パフォーマンスが良くなったりすることは無理なのでしょうか?そんなことはありません。

私たち一人一人に選手・観客・チアリーダーという三者の役割を果たす力が備わっています。グラウンドの選手のように自分の生きる世界で行動し、第三者として観客のように自信を観察して変化し、チアリーダーのように自分を励ますことで最高の自分を引き出して、エネルギーと活力を得ることができます。

このような状態になるためのコツについて紹介します。

肩の痛みと、兄弟間の遺産相続をめぐる争い。身体にも精神的にも問題を抱えたジェフの例が紹介されています。

彼の相談を受けた著者は次のように答えました。レッスンには受け身でなく積極的に参加する、小さな変化に気が付くことでいま・こことつながる、些細な前進でも喜ぶこと。

好ましい変化に気付いて、心でそれを増幅すると何が起こるでしょうか。脳はその変化を取り入れ、脳の回路を発達させていくのです。

こうして肩が良くなったので、相続問題の解決にも同じ方法を試してみることにしました。

兄や弁護士にばかり任せっきりにすることをやめ、自分で調べたり、積極的に動くようにしました。すると、彼の弁護士にもエネルギーが出て、余裕を持つこともでき、裁判にも勝つことができたのです。

ニューロムーブメント 動きのレッスン6 ささいなことが大きな変化に

小さな変化に気付き、喜びを深め、自分の内面からエネルギーを生み出すことができます。手首や指を曲げる、座ったままできるエクササイズが紹介されています。詳しくは著書を参考にして下さい。

あきらめの境地から抜け出す

うまくいかないこと、思ってもみなかったトラブルなどが起こって、エネルギーが低下したり、やる気が失われたりすることがあります。このようなときは、次のことを実行していると「内なる熱狂」を生み出すことができます。

痛みがあったり、エネルギーが足りなくなっているなどの体の変化や、やる気が出ない、不足感、失望感、怒りや被害者意識などを感じている自分に気付くこと。感じていることを言葉にしてみて、自分が何を期待しているのか。ということをはっきりさせることです。

反射的な興奮と「内なる熱狂」は違う

公園の鉄棒にぶら下がって、「見て!見て!」と叫ぶ子供。こんな様子を見たことがあるでしょうか。これは、反射的な興奮です。子供は初めて経験すること、また、アイスクリームをもらうなどちょっとしたことに対して反射的に興奮します。

その一方で大人は、それだけではありません。経験したことを自分の中でよく味わい、意図的に興奮を高めることができます。年を重ねるにつれ、色々なことを経験すると、パターンがつくられます。もちろんそれは物事を効率よくこなすには必要なことではあります。

でも、変化が少なく、活力もあまり沸いてこなくなりがちです。活力を高めるためには、役立つパターンを強くしつつ、小さな変化を感じ、新しいパターンを作ってそれを強化していくことが大切なのです。

それには”内なる熱狂”が必要です。

ニューロ・ムーブメント 思考と行動のレッスン6・1 熱狂というスキルを磨く

情熱を傾けられることを1時間以内に3つ選んでください。例えば、この本を読んで新しく知ったこと、散歩をする、友人と食事をするなど。それらを行って生じた小さな変化を逃さないように感じて、それを大きくしていきます。”内なる熱狂”を感じるのです。

それができたら、次は、大きなテーマに取り組んでみましょう。家族や友人とのコミュニケーション、仕事や勉強の効率や効果を上げる、収入を増やすことなど・・・。その状況をいくつかに分けて、変えたいと思うことに、”内なる熱狂”を取り入れます。その場面を経験しているときだけでなく、考えているだけの時もそうしてみます。

これを続けて、あなたや周りの人が驚くような方法で状況が変わっていくのを感じてみて下さい。

著者が経験したことです。レノアという女性がレッスンを受けに来ました。彼女は過去に経験したことによって、身体は痛み、外出もままならず、何をしても安らぐことがないほど精神的に弱っていました。

著者は彼女の肩に手を置いて動かそうとしましたが、あまりにも固まっており、良くなるのは無理だと思ってしまいました。すると、その時にレノアは息をつめたのです。そこで著者は何とか彼女の生きる力と知性を引き出してよくしていこうと、前向きな思考に変えると深く息をし始めたのです。

それからは彼女と一緒に少しの変化にも目を向けて、それを大きくしていくと、だんだん心を開いて、動きもよくなり、外見も変わっていったのです。

著者の思いとレノアの体の状態がリンクする。このことは、著者にとっても大きな人生の転機になったといえるほどの経験でした。”内なる熱狂”を持つことの大切さを身をもって知ることができたのです。

確かに周りの人々、一緒に取り組んでいる人々、それだけでなく、ネットが普及している現代では世界中の人々の考えていることや感情が伝わってきますね。

わたしも、それらのこと、言葉にはなっていなくても雰囲気などにに影響を受けてやる気になってうまくいったり、不安が膨らむばかりで中々取り組むことができなかったりということが、あります。

情熱のなさもまた学習されてしまう

人生には困難がつきものです。自分や周りの人の人生をよくしたくても、失望、怒り、不安、焦りなどの感情が湧いてきてしまうことも多くあります。

こうして情熱を失ってしまった状態も学習され、習慣になってしまいます。気分に影響を与えるのは、セロトニンドーパミンなどの神経伝達物質であると言われています。でも、どのような行動をしたり、考え方をするかによって、神経伝達物質にも影響をあたえることができるのです。

カルフォルニア大学ロサンゼルス校のジェフリー・シュワルツは、「意図や意識が伴う取り組みは脳の機能を変えることができるというエビデンスがあり、脳内の化学現象を変えることができる。」と述べています。

ニューロムーブメント 思考と行動のレッスン6・2 活動の道を行く

学校、職場、家庭などで、色々なことを話し合う機会があり、時には、怒り、批判、不平不満、噂話などが話題になることもあるでしょう。でも、そのような話題にはできるだけ乗らないようにします。現実に起こっていることには目を向け、すこしでも心を熱くできることに意識を向けるのです。

そうしていくうちに、周りの人たちも熱狂しエネルギーが高まっていくことでしょう。

ニューロムーブメント 思考と行動のレッスン 6・3 熱狂は自分にも周囲にも活力をもたらす

熱狂することについて躊躇っていることはあるでしょうか。そのことに対して小さなことでいいので熱狂できることを見つけ、気分を高めましょう。相手がいるなら、エネルギーが湧いてきて、いい方に向かっていることを見出して下さい。

まとめ

ここまで、『動きが脳を変える~活力と変化を生み出すニューロムーブメント~』第6章の内容をご紹介してきました。大変なとき、うまくいかない時でも、ほんの些細なことでもいいので、いい方向に向かう状況や気持ちを見つける。それをどんどん高めていく。するとエネルギーや情熱が高まっていき、相手のそれも大きくすることができる。ということでした。

確かにそれがいいとは思います。でも、あまり無理していいことを見つけなければ、情熱を高め熱狂しなくては、と強迫観念に襲われてしまうこともあるかもしれません。そうなっては精神的にも体的にも余計につらくなってしまうでしょう。

なので、私の考え方としては、無理にそうしなくても、絶望を感じても、いいところを見つけられなくてもそれはそれでいいと思うのです。

自分に合っていると思うことを取り入れながら、不安を解消して生きようにしましょう。

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