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いつも不安で仕方ない。なにをしていても不安で手につかない。新しいこともなかなかできない。

不安。

まさか、この感情にこんなにも付きまとわれ、気分が休まらない日々を送ることになるとは思いもしなかった。
きっとこんな思いを抱いている方も多いはず。

現代社会において不安を解消するための方法はとてもたくさんあります。

マインドフルネス瞑想

水分補給

笑い

塩を摂る

EFT

森林浴

書道

片づけ

趣味に没頭

セドナ・メソッド

アファメーション

イメージング

姿勢をよくする

指ヨガ

朝型生活

しかし、続けて行っても、誰もが同じように効果を感じられるわけではなく、やり方によっては効果がなかったり、逆効果になってしまうことも多いのです。

私のサイトは、私自身が不安をどんどん大きくしてしまう性格から、不安神経症を患い、闘病生活の先で社会復帰した体験を活かして、今まさに悩む方の助けになれたらという願いを込めて運営しています。

サイト管理人のあやめと申します。

これまで、アナット・バニエル著『動きが脳を変える~活力と変化を生み出すニューロムーブメント~」の内容を紹介してきました。今回で最終回になります。

過去の記事はこちらから↓
動きが脳を変える1
動きが脳を変える2
動きが脳を変える3
動きが脳を変える4
動きが脳を変える5
動きが脳を変える6
動きが脳を変える7
動きが脳を変える8

今回は、「気づき」について、良い人生を過ごすためにはいかにこれが必要かということをご紹介します。

自己を知るということ

気づきと注意を向けることは違う

テニスコーチの気づき、心理療法士の気づき

ニューロムーブメント思考と行動のレッスン9

日常に現れる気づき

自分自身の観察者になるー気づきの革新

ニューロムーブメント動きのレッスン9

気づきの力で、子供のようなのびのびとした動きに

毎日の生活に気付きを

まとめ

少しでも不安を軽くできるように、お読みください。

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気づくということー自己を観察する

自己を知るということ

鍛錬や勉強をすることによって、技術や知識を得ることはとても大切なことです。それによって、人生は良いものになります。でも、いくら頑張っても何か足りない、何かに追われているようで落ち着かない。そんな経験はありませんか。

私はそうでした。子供のころから、一生懸命勉強し、部活こそ入らなかったものの、習い事の書道も頑張って10年以上続けました。大人になれば、仕事を効率よく、多くこなし、良い結果を収めてほめられたこともありました。でも、それはほんの一時で、完璧主義であることもあり、また次に目標や、やらなければならないことが出てきてきりがない、と疲れ果ててしまいました。

こうならないためにも、「自己を知る」ということが必要です。このことは、昔から世界中で教えられてきました。

ダライ・ラマや、マハトマ・ガンジーのような精神的指導者は、己を知ることこそが、喜び、愛、心の平穏、そして、能力の活力の根源であると語っています。

では、自分を知るにはどうすればよいのでしょうか。それには「気づき」が必要です。自分が考えていること、見えていること、聞こえていることなどの五感、行っていること。これらを観察し、その自分に気づくことです。

「気づき」と「注意を向けること」は違う

友人と楽しい話で盛り上がり、その話にすっかり夢中になっているとき。話には注意を向けているでしょう。でも、その話に夢中になっていることや、自分がどんな表情をしているか、何を思い感じているかには気づいないことが多いかもしれません。

著者がここで使っている「気づき」ということは、

「自分を知る」

ということなのです。

例えば、声のトーンを変えたり、ほめられてうれしくなったり、ちょっとした一言でいらだったこと。体の動き。その時どんなことを考え、感じ、何をしているか、手触りや温度など。そして、自分がそれらに気付いていることにも気づくことが大切です。

そうすれば、体を鍛えているときには、筋肉の状態によって効果的な動きをしたり、ストレスが大きくなってきたことに気付けば、それだけでも心は落ち着きますし、ぺースを落としたり、休んだりできます。親であれば、その子に合った育て方をすることもできます。

気づきがないと、決まりきったことをこなすのに精一杯になり、新しいことを発見することもないままです。気づくためには次のようにすることです。

気づきによって自分と世界を観察し、物事の取り組みを変え、人生の質を高めることができるのです。
観察者であるということは、この瞬間に存在し、すべての気づきを「いま」に向けているということです。

自動モードだと、いつも同じことの繰り返しになります。必ずしもそれが悪いこととは思いません。でも、創造力はあまり発揮できなくなります。そんな時は、自動モードになっているということに気づくといいのです。

そうすることで、新しい選択し、アイデアが生まれて創造的にな毎日を過ごすことができます。そうして自分が変わると、周りの人も変わっていきます。

テニスコーチの気づき、心理療法士の気づき

過去にも紹介した「バリエーション」、「緩やかな目標設定」について学んできたテニスコーチの下いる。彼は、子供にオーバーサーブを一年近く教えていましたが、中々上達しません。そんな中、著者のレッスンを受けて、何度も何度も繰り返してやらなければならない。と思っていたことに気付きました。

そこで、練習でサーブには関係ないような動きを取り入れたり、子供達には目標を言わないようにしました。そうしたところ、たった1時間ですべての子供がオーバーサーブを簡単にできるようになりました。

また、40代の心理士の女性は、著者のグループレッスンで、頭を動かすときは、仙骨から頭蓋骨まで1本の骨がつながっているということに気付く。ということを教わりました。こんなちょっとしたことでも、ヨガをするとき、日常での様々な動きが楽に、自由になったそうです。

ニューロムーブメント 思考と行動のレッスン9

日常の動きに現れる気づき

誰にも何か変えたいと思うことがあるものです。仕事や家事、育児などによる疲れ、身体の痛み、不調。友人や家族、恋人、上司などほんの些細な行動、友人や恋人と出来事について話すときの気分など。

再び、そういう状況になったら、自分がなにを思っているか、どんな動きをしているか、周りの人たちの感情、反応の仕方にも気づいてみるのです。

そうすることで、自動モードから抜け出し、自由になります。考え方、感じ方、話すこと、行動などが変化していくのです。

自分自身の観察者になるー気づきの革新

「気づく」とはどうすればいいのでしょうか。著者によると、

見えなかったものにまばゆいライトを当てるようなもので、物事に対する理解が変わり、自分自身が変わっていきます。

(中略)

観察者になり、自分の考えていること、感じていることを見ることで気づくことができます。
人間の観察力には並外れた力があります。自分を観察していると、脳に新しい次元の働きと情報が生み出され、新しいものを作り出すようになり、飛躍的な変化が起こります。(略)気づいていない状態に戻ることは困難です。

ということです。

著者のレッスンでのことを例に挙げていま何度か動きをした人に対してその特徴を指摘すると、動きが良くなります。でも、もう一度同じ動きをするように言っても、できないことが多いそうです。

それはなぜでしょうか。その人が、自分で何をしているのか気づかずに動いたからです。

著者がそれまでの動きをできるように指導しながらやってみると、自分のしていた動きに気付くことができ、どのように動くかを選ぶことができるようになるのです。

ニューロムーブメント動きのレッスン9

気づきの力で、子供のようなのびのびとした動きに

ゆっくりと肩や腰を動かしたり、腕を高く上げながら、自分んの思考、感情、動きに気付くエスさサイズが紹介されています。
高揚感や生き生きとした感覚と結びついています。

毎日の生活に気づきを

特別なエクササイスをするときだけでなく、普段の生活の中で気づくことも大切です。著書には著者の友人のバリーが経験したことが例として挙げられています。
ラスベガスのホテルから空港に向かうとき、タクシーを待つ列が3列ありました。その中の一列がとても速く流れるので、不思議に思って並んでみました。

その列で荷物を載せるホテルマンが、利用者が気持ち良くなるような言葉をかけていたのです。利用者は10ドル、20ドルといったチップを渡しています。バリーの番になると、ホテルマンはこう声をかけました。「おお、ついに私はブラット・ピットに事ができました!」バリーはチップをはずみ、その後もこのことを思い出すたびに気分が良くなるといいます。

このホテルマンは、気づくことをしていました。このことで、自分も楽しく働けるし、周りの人々のことも幸せにすることができるのです。

私は、周りの人の言動や出来事、自分の思考や感情、感覚に惑わされ、自動モードになってしまっていました。そこで頑張って空回りしてしまうことも多くありました。

気づくことというのは、人生をよくするのに欠かせない、大切なものであると思いました。慣れないうちは、状況に流されてしまうこともあるでしょうが、練習でうまくなっていくものなのです。

これから、できる限り気づくことを心がけていこうと思います。

まとめ

『動きが脳を変える~活力と脳を変えるニューロムーブメント~』という本について、9回にわたり内容を紹介してきました。一生懸命力を込めて行うことが上達したり、怒りや不安をコントロールできるわけではなかったのです。今までやってきたことは何だったのかと思わされました。

不安神経症をよくすること。作業を効率よくできる、疲れが取れる、気分が良くなる。などのためには力を抜いて、ゆっくりと少しの動きをすることが大切だったのです。

本には、エクササイズなども詳しく乗っていますので、読んで実践してみてはいかがでしょうか。

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