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常に不安で仕方ない。他の人にとっては何でもないことで不安になってしまう。
不安。

まさか、この感情にこんなにも付きまとわれ、気分が休まらない日々を送ることになるとは思いもしなかった。
きっとこんな思いを抱いている方も多いはず。

現代社会において不安を解消するための方法はとてもたくさんあります。

マインドフルネス瞑想

水分補給

笑い

塩を摂る

EFT

森林浴

書道

片づけ

趣味に没頭

セドナ・メソッド

アファメーション

イメージング

姿勢をよくする

指ヨガ

朝型生活

しかし、続けて行っても、同じように効果を感じられるわけではなく、やり方によっては効果がなかったり、逆効果になってしまうことも多いのです。

私のサイトは、私自身が不安をどんどん大きくしてしまう性格から、不安神経症を患い、闘病生活の先で社会復帰した体験を活かして、今まさに悩む方の助けになれたらという願いを込めて運営しています。

サイト管理人のあやめと申します。

この記事では、アナットバニエル著 『動きが脳を変える~活力と変化を生み出すニューロムーブメント~』よりということについて、私自身の体験を含めて、以下の内容でご紹介していきます。

目標は緩やかにー不可能を可能にするために


目標にとらわれることの危険


ニューロムーブメント7・1 思考と行動のレッスン 予期しない結果を繰り返さないために

遊びやゆとりを持つことがゴールには必要


ニューロムーブメント 動きのレッスン7 緩やかな目標で、思いがけない自由を味わう


緩やかな目標へのステップ


遊び心とミスの効能 ニューロムーブメント 思考と行動のレッスン7・2

成功の後で燃え尽きないように

まとめ

少しでも楽になるために知っておくべき考え方として御覧ください。

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これまで、アナット・バニエル動きが脳を変える~活力と変化を生み出すニューロムーブメント~の内容を紹介してきました。これまでの記事はこちらから↓

動きが脳を変える1
動きが脳を変える2
動きが脳を変える3
動きが脳を変える4
動きが脳を変える5
動きが脳を変える6

目標設定はゆるやかにー不可能を可能にするために

学校や家庭などで立てるように言われ、子供のころから目標を立てることは結構ありますよね。
その時に高い目標を持つように、最短距離で目標に到達するように言われたことも多いのではないでしょうか。

でも、それが目標への近道だとは限らず、うまくいかずにやる気が無くなったり、絶望感を感じたてしまうかもしれません。

どのように目標達成に向かって取り組めばよいのかを、ニューロムーブメントで知ることができます。

目標は緩やかに設定することが大切です。目標は高いのが良くて、緩いのはいけない。そんな価値観を持つ方が多いかもしれません。目標が低いと手ごたえがない、これでいいのかなどと思ってしまうものです。でも、緩やかな目標を立てることで、エネルギーの消耗も少ないので、楽しみながら、どんどんと高い目標を達成できるのです。

目標にとらわれすぎることの危険

本にある例を紹介します。ある年のシカゴマラソンでのことです。気温が高く、32度に達したので、主催者は、ランナーの体調を心配してレースを中止しました。しかし、何百人ものランナーがそれを無視して走り続けました。その結果、命を落とすランナーも出てしまったのです。

この例は極端すぎるにしても、目標を達成することに執着しすぎるて心身の健康を害してしまうということもあり得ます。

高級な家に住むことができてもそのローンや家賃の支払いに追われて、ゆっくりしたり、趣味を楽しむ時間が持てずに常に追い詰められているような余裕のない生活を送ることになってしまうということもそのいい例です。

ニューロムーブメント7・1 思考と行動のレッスン 予期しない結果を繰り返さないために

目隠しを付けた競走馬のように、目標に向かって一目散に邁進したときのことを思い出してみましょう。

ゴールしか見えなかったはずです。頑張っても目標を達成できなかったりしたり、目標を達成したとしても、心身の健康を損ねたり、人間関係がうまくいかなくなったり。何かを失うことはなかったでしょうか。

まずは、ゴールを目指している様子を想像してみましょう。そして視野を広げてみるのです。すると同じ目標を目指すにも違う方法が見えてくるでしょう。

人間は、無数の情報のピースを集めて統合し、さらに洗練させ、想像しながら、ゆっくり成長していきます。人間が偉業を成し遂げられるのは、新しい経験や情報が流入することで脳が成長し、変化が成し遂げられるからです。人間が、この本来設計された方法にしたがって順境を得るには、目標に向かって猪突猛進するのではなく、生きるというプロセスにどっぷりつかるための時間が必要だと知ることが賢明ではないでしょうか。

遊びやゆとりを持つことがゴールには必要

遊ぶということは、ゴールに一直線へ進もうとして、無理がたたったり、間違った方向に向かってしまうことを防ぎます。
多大なる功績を残した研究者や芸術家たちは、ゆとりを持ち、遊ぶ機会を持っていることが多いものです。このことで、新しい考えが浮かんだり、状況によって、ゴールを変更したり軌道修正することもできます。

アマデウス・モーツァルトはこう回想したといわれます。

「私はあるがままに自分らしく、まったくひとりで、朗らかでいるときー馬車で旅をするとき、食後に旅をするとき、あるいは眠れない夜ー、アイデアが湧いて豊かにあふれ出す。アイデアがいつ、どこからやって来るかはわからない。自分で作り出すこともできない。」

ニューロムーブメント 動きのレッスン7 緩やかな目標で、思いがけない自由を味わう

「骨盤をゆったり動かす」という緩やかな目標を設定して、股関節が楽に動かせるようになるレッスンが紹介されています。

緩やかな目標へのステップ

目標を立て、それに向かって落ち組んでいく際のポイントが12項目挙げられています。その中で私にとって特に印象的だったことを挙げてみます。
「時に引き下がる」「遊ぶ」「柔軟になる」一生懸命突き進むと限界にぶつかってしまうことが多くおこる。一歩ひいてみることです。他の物を探しているうちに素晴らしいものが見つかることもあるのです。

目標に向かって取り組んでいるとつい、一直線になり、視野が狭くなってしまい、余裕もなくなりがちなので、このことは心掛けたいです。

遊び心とミスの効能 ニューロムーブメント 思考と行動のレッスン7・2
間違いが呼び込む創造的なプロセス、間違いを遊ぶ

人に仕事などのやり方を教えるとき、わざと間違って教える。自分で新しいことを覚えるときにも間違いを遊びながら、色々と試しながら行う。

こうすることで、最初から正しく行うことにこだわるよりも、早く覚えたり、修正方法を知ることができます。

つい正しさにこだわって、間違うことはいけないこと、と思っていました、でも、急がば回れで間違うことも経験すると覚えたり、うまくなるのも早いのですね。いわれてみればそのような経験に覚えがあります。

もし、達成できなくてもそれほど影響のない目標、小さな目標を立てて、それを目指して取り組んでみます。部屋の雰囲気を変えたいなど。楽しみながら色々と試してみます。

成功の後で燃え尽きないように

ペイパルを開発したマックス・レヴチンは、これを売却して多大な収入を得ました。しかし、その後、自分には価値がない、この先どうしていけばいいのか、という絶望感に打ちひしがれました。
新しい会社を立ち上げようと、ほとんどの時間を費やしているのです。

2007年にノーベル賞を受賞した遺伝学者のオリバー・スミティ。「受賞はとてもうれしい。でも、これを目標にしてきたわけではなく、問題を解決することを楽しむこと。」と話していたそうです。

オリンピックで金メダルを取って、その喜びはとても大きなもの。でも、しばらくして、その余韻から覚めると、落ち込んだ気持ちになり、何を目標にしていけばよいかわからなくなり、生きる意欲を失ってしまうことさえもあるそうです。

大きな目標を達成した人すべてがこうなるというわけではありません。でも、こうならないためにも、レヴチンやスミティのようにゴールのテープを切ることを一番の目標にしないということも大切です。

まとめ

この章を通じて、目標を立てるときは、それに向かって一直線で行くのでなく、遊びながら、間違いも楽しみながらゆとりを持って取り組もうと思いました。

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