不安。
まさか自分がこの1文字の感情のせいで、夜も眠れない生活を送るとは思ってもいなかった。
こんな気持ちになっている方も少なくないはず。
しかし、ネット上では、不安が元で、眠れないという悩みを持つ方の原因は実にさまざまなんです。
実際に私のサイト内でも以下のような不安で眠れない人の悩みについて、紹介してきました。
学校
勉強
バイト
ニート
大学受験
遠距離
彼氏
彼女が悩んでる
初出勤
仕事
お金
失業
一人暮らし
結婚
結婚できない
人生を生きていく中で誰もが体験するような事柄が大半。
しかし、この1つがきっかけで、眠れないというのが現代の悩みでは多いのです。
私のサイトは、私自身が不安を大きくさせる性格から、不安神経症を患い、闘病生活の先で社会復帰した体験を活かして、今まさに悩む方の助けになれたらという願いを込めて運営しています。
サイト管理人あやめと申します。
今回も、アナット・バニエル著、瀬戸典子、伊藤夏子訳『動きが脳を変える~活力と脳を変えるニューロムーブメント~』の第8章、「夢を見る力、想像する力」の内容をご紹介します。過去の記事はこちらから↓
動きが脳を変える1
動きが脳を変える2
動きが脳を変える3
動きが脳を変える4
動きが脳を変える5
動きが脳を変える6
動きが脳を変える7
今回の内容はこちらです。想像力を自由に働かせることの力についてです。
イメージトレーニングの効果
ニューロムーブメント動きのレッスン8 イメージトレーニングの効果を実感する
ニューロムーブメント 思考と行動のレッスン8・1 想像力で関係性を変える
ニューロムーブメント8・2 夢と空想のブレイクタイム!
ニューロムーブメント8・3 夢を行動に移すプラン
その夢が実現した後は?緩やかな目標へのステップ
まとめ
すこしでも楽に過ごせるようにお読みください。
夢を見る力、想像する力ーあなたの人生を創る
子供の頃は、大きな可能性を感じていています。でも、大人になると、だんだんとそういう気持ちは薄れてきて、無意識に可能性を狭めてしまうことものです。世間体を気にして、周りの人から言われること、自分には無理・・・・など。何かやりたいこと、達成したいことができたとき、想像したとき、脳に新しい回路ができて、活性化します。それまでの習慣、限界を超えていくのです。
イメージトレーニングの効果
体を動かしたり、楽器を奏でるなど苦手なことや新しい技術を覚えるときは、何度も何度も繰り返しや練習するという方ほとんどでしょう。でも、そうやって一生懸命やったとしても、なかなか上達しないということがありますね。そんな時はどうすればよいのでしょうか。出来るようになりたい動きをしている、楽器を弾いたりしているのをイメージすることです。各部位の動き、服のこすれる音まで詳しく想像力を働かせます。
著者のお父さんが、著者の開催している講習会に出席した時のことです。結構難しい動きを教えられる中、彼は眼を閉じてじっと座っていました。しばらくして、他のみんなが動きをするのに苦労している中で、容易く教えられた通りの動きをすることができたのです。
なぜ、それができたのでしょうか。彼は、ただじっとしていたのではありません。皮膚や筋肉を取り払って、骨だけの自分の姿を想像すると、どんな風に体を動かせばいいのかわかりやすくなり、一連の動きをすべてイメージました。そのうえで、身体を動かしてみると、スムーズにできたのです。
イメージするということは、そのような効用もあるのです。
ニューロムーブメント動きのレッスン8 イメージトレーニングの効果を実感する
動きをイメージ無しで行い、その後は同じ動きをイメージして行います。その2回を比べて、動きやすさや動く範囲などがどう違うか比べるエクササイズです。ニューロムーブメント 思考と行動のレッスン8・1 想像力で関係性を変える
人間関係というものはなくてはならないものですが、円滑な関係を築くのは難しいものです。色々な感情が湧いてきてそれに左右されてしまい、うまくいかないことがあるという方も多いのではないでしょうか。そのような関係を、イメージを使って円滑な関係を築くようにしていく方法が紹介されています。
相手と話したり、一緒に作業をしたりする場面の風景、色、聞こえる音などを想像します。そこにいる相手の声、自分の声、相手が話すであろうと思われること、それに対して、自分がどう感じるか、何を思うか、ということを思い浮かべます。
そうしたら、それまでのパターンとは違ったやり取り、考え、思考を想像してみます。イメージの中なので、色々な可能性を試すことができますはっきり思い浮かべることができるようになったら、実際にその場面で取り入れてみるのです。
こうして、イメージを取り入れることで、役立たない、古いパターンを新しいものに変えることができます。
想像するうえで、うまくいった場面ばかりをイメージするのは難しい。どうしてもうまくいかないことも同時に浮かんできてしまう。私もそのようなことが多いです。特に不安神経症など精神疾患のある場合はそうなりがちではないでしょうか。
そうなったらどうすればいいのかということが著書には紹介されています。それは、観察者となることです。いやなこと、無理だと思うこと、不安、怒りなどにつながること。そのようなことが浮かんでもいいから、ただ、観察する。つまり、イメージや感情、思考などが浮かんでいることに気付くことです。
子供の頃は想像力を働かせることが多かったのに、大人になったら、周りの人の言動、常識などに囚われ、想像をすることも少なくなってきているという方が多いのではないでしょうか。
常識がどうでもいいというわけではありません。大切なこともあります。でも、想像の中ではそれを取り払ってみるのです。
何か新しいことが生まれて、実際にできることが考え付くかもしれません。空想した中から、自分にも相手にも前向きになることを選ぶこともできます。想像力は使うと上達していくので、どんどん試してみましょう。
私は、常識にとらわれ、少しでもほかの人と違うことを行うことにはとても抵抗がある方です。これからはもっと想像力を働かせて色々な事を行っていこうと思います。
ニューロムーブメント8・2 夢と空想のブレイクタイム!
うまくいかないことがあるとき、どうしていいかわからない時、希望が見えない時。こんなときはちょっと一休み。空想タイムを取ってみましょう。自分が主人公となって、自由にイメージをしていくのです。こんなことはありえない。という考えが湧いてきてもどんどん想像の世界を幸せに感じるように広げていってみて下さい。
ニューロムーブメント8・3 夢を行動に移すプラン
『心のチキンスープ』という著書がミリオンセラーになったジャック・キャンフィールドは、「ビジョンボード」のおかげといいます。ビジョンボードとは、例えばなりたい職業があれば、その職業の人が働く様子、車を手に入れたければ車の写真などを雑誌やネットから探してきます。紙やコルクボードを用意して、中央に自分の笑顔の写真、その周りに夢に関する写真をはります。それを目につきやすいところにおいて、頻繁にみるようにするのです。
また、それだけではなく、夢に向かってどんな行動をするかはっきりさせます。それには毎日3つの行動を挙げます。勉強をする、運動をする、朝型の生活にするなど。
その夢が実現した後は?
なりたかった職業につけた、健康を取り戻した、多額の収入を得られた、結婚できた。マイホームや高級車を手にいれた…。このように夢をかなえた後に、すべての人がというわけではありませんが、その先の人生委に幸せを感じられなくなることがあります。
フェルデンクライス博士は、「夢を実現したあとに、新しい人生の夢を見出さなければ、人生がしぼんでしまう。」
と言っています。夢を実現できたら、次も何かしらの夢を見つけることが大切です。
夢と想像力こそがかけがえのない資源
人々が見る夢によって、数多くの便利な技術が開発され、宇宙や科学の仕組みが発見されてきました。1903年10月9日のニューヨークタイムズ紙には、「飛行装置が空を飛ぶまでにはこの先百万年から一千万年程はかかるだろう」という内容の記事が載りました。でも、そのたった2か月後にはライト兄弟が人類初の飛行に成功したのです。
これも想像力を働かせなければ実現していないか、もっと年月がかかったでしょう。
まとめ
私は、子供の頃から慎重で、みんなと違うことをしてはいけない、言われたことは守らなければならない。という気持ちが強すぎて、自分で限界を決めることが多かったのです。これまでを振り返って結構もったいないことをしてきた。もっと可能性を広めて想像していればと思います。今からでも遅くないのでそういうようにしていきたいです。
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