いつも不安な気持ちでいる。ほんの些細な事ことで不安になってしまう。
不安。
まさか、この感情が頭の中をぐるぐると回る日々を送ることになるとは思いもしなかった。
きっとこんな思いを抱いている方も多いはず。
現代社会において不安を解消するための方法はとてもたくさんあります。
マインドフルネス瞑想
水分補給
笑い
塩を摂る
EFT
森林浴
書道
片づけ
趣味に没頭
セドナ・メソッド
アファメーション
イメージング
姿勢をよくする
指ヨガ
朝型生活
しかし、実際に取り組んでみても、やり方によっては効果がなかったり、逆効果になってしまうことも多いのです。
私のサイトは、私自身が不安に囚われてしまう性格から、不安神経症を患い、闘病生活の先で社会復帰した体験を活かして、今まさに悩む方の助けになれたらという願いを込めて運営しています。
サイト管理人のあやめと申します。
この記事では、前回までの続きで、
ニューロムーブメント
ニューロムーブメント2
ニューロムーブメント3
動きが脳を変える 活力と変化を生み出すニューロ・ムーブメントという本について、私自身の体験を含めて、以下の内容でご紹介していきます。
ニューロムーブメント4-1 バリエーションが柔軟性を高める
いろいろな場面でバリエーションを取り入れる
間違うことが新しい価値を生み出す
痛みは新しいものを求めているサイン
少しでも楽になるために知っておくべき考え方として御覧ください。
バリエーションをとりいれるー豊かな可能性
新聞を上下さかさまに読んでいた男性。彼は、貧しい環境で育ち、学校には1冊の聖書があるだけでした。それを教室の真ん中に置き、子供たちは丸くなって読みました。そうすると、上、横、斜めと色々な方向から読むことになります。このことを繰り返しているので、どの方向からでも文字を読めるようになるのです。このエピソードは、脳の持つ可能性やバリエーションを取り入れることの良さについて表しています。
ある程度の年齢になると、新しいことをしても脳にとって無駄。ということがいわれがちです。
でも、本当は違います。何歳になっても、新しいことを始めたり、普段行っていることでもバリエーションを変えると、脳は新しい回路を作ります。
バリエーションがなくなると、退屈さ、憂鬱さを感じたり、うまくいかなくなったりします。
ニューロムーブメント4-1 バリエーションが柔軟性を高める
背中を丸めたり、ひざに体重をかけたりして前屈を行いやすくするエクササイズを紹介しています。いろいろな場面でバリエーションを取り入れる
コミュニケーションをとるとき
夫婦、親子、友人、会社関係、近所の人。誰かと話す場合に、声の高さ・低さ、話す速さ、手ぶち・身振りの仕方、言葉の使い方などを変えてみましょう。子供に注意しても、中々言うことを聞いてくれない。こんな時にも試してみるといいでしょう。ヨガなどエクササイズ
いつもやっているのとは違う動作にします。逆の方向を向く、息を吸ったり吐いたりするのを逆にする、動きを途中で止めてみる。無理のあったり、痛みが出るような動きはしないようにして下さい。その後、本来の動きをして、動きが上達したか、身体に変化を感じたかということに注意を向けてみて下さい。
新しいことに挑戦する
大それたことでなくてもいいのです。新しい場所に行く、新しい食べ物を食べる。このようなことを行ってみましょう。間違うことが新しい価値を生み出す
間違えることー往々にして悪いことと思われがちです。確かに良くない場合もあるでしょうが、そのような場合だけではありません。言い間違えをしたり、道に迷ったり、階段で躓いたり・・・。でも、このようなときも、バリエーションの一部ととらえてみましょう。それが色々な違いに気づいたり、新しい発見、発想が湧いてくるきっかけになるでしょう。
ラルフ・アイロン(20世紀前半の南アメリカの女性作家)は「人は間違いをすることで、人生をより深く経験することができる」
と言いました。間違いは脳をを目覚めさせてくれるのに必要なバリエーションを与えてくれます。
痛みは新しいものを求めているサイン
体の痛みを感じたら、病院に行って診察を受けることは大切です。でも、検査をしても異常はない。整体などを受けてその場ではよくなっても、また元に戻ってしまう。このようなこともあるのではないでしょうか。もちろん、病院の先生や検査技師の方、整体やマッサージを行う方も少しでも良くなるように考えて、治療や施術などを行っています。
ただ、頼りっぱなしでは治りにくくなってしまいます。
痛みは、バリエーションが欠如しているときに発生する、もっともありふれた反応です。痛みを取り去るには、脳が機能しているための情報が必要です。脳はその情報を利用し、痛みを感じない新しい情報を取り出します。
痛みを感じた時は、違った動きをしてみる、そこから脳が今までにない働きをして痛みが軽減する、ということもあるのです。
著者が過去にレッスンを行った有名なチェロの奏者の例です。背骨・肩・首をほぐしてから彼に簡単な曲である「きらきら星」を弾いてもらいました。
著者は下手な方法で弾いてもらうように指示し、彼の後ろに回って背中・肩・頭・骨盤をいつもと違う方向に動かしました。さらに著者が離れてからも別の下手な方法で弾いてもらうことを3回、4回と繰り返しました。
その後、彼が好きな曲を演奏すると、素晴らしい音色で流れるように奏でることができたのです。
こうして、痛みはつらいものとだけ捉えるのではなく、上達のチャンスにすることもできたのです。
子供のころから正しく行い、いい結果を出すことを求められている傾向が強いのではないでしょうか。間違いを起こしたり、痛みを感じることは、いけないことであるような風潮にあります。それがあるとストレスを感じるので、それを責めたり、ないことにしたかったり、何かで紛らわせたり・・・。
私もそうでした。間違ってはいけない、正しくやらなくては。その思いが強すぎるあまりに力が入り、緊張が強くなる。また、失敗を恐れるあまりに挑戦することを避けてしまう。このようなことが多かったのです。
かなりもったいないことをしてきてしまったなぁ。と後悔しています。間違いを新しいアイデアの発見、痛みを動かし方を変えてより良い動きができるようになる機会と捉えてみるのです、未知なることへの挑戦に対する恐怖やためらいも少なくなるのではないでしょうか。
そうすることで、間違えることに対する恐怖、イライラ感、ストレスも少なくなっていくでしょう。バリエーションを取り入れるか、取り入れないかでかなり違った人生になるはずです。
また次回以降もこの本の内容について紹介していきます。
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