体調も精神的にもあまり優れない。
不安が募り、眠れない辛い日々を過ごしている方も多いようです。
不安。
まさか自分がこの1文字の感情のせいで、夜も眠れない生活を送るとは思ってもいなかった。
こんな気持ちになっている方も少なくないはず。
しかし、ネット上では、不安が元で、眠れないという悩みを持つ方の原因は実にさまざまなんです。
実際に私のサイト内でも以下のような不安で眠れない人の悩みについて、紹介してきました。
学校
勉強
バイト
ニート
大学受験
遠距離
彼氏
彼女が悩んでる
初出勤
仕事
お金
失業
一人暮らし
結婚
結婚できない
人生を生きていく中で誰もが体験するような事柄が大半。
しかし、この1つがきっかけで、眠れないというのが現代の悩みでは多いのです。
私のサイトは、私自身が不安を大きくさせる性格から、不安神経症を患い、闘病生活の先で社会復帰した体験を活かして、今まさに悩む方の助けになれたらという願いを込めて運営しています。
サイト管理人のあやめと申します。
この記事では、聞くだけで自律神経が整うCDブックという本について、私自身の体験を含めて、以下の内容でご紹介していきます。
どんな音楽が収録されているか
自律神経の働きをチェックするテスト
この音楽にはどのような効果があるのか
自律神経の状態は周りに影響する
すこしでも健康な毎日を過ごせるように知っておくべき考え方として御覧ください。
『聞くだけで自律神経が整うCDブック』 小林弘幸著・作曲 大矢たけはる編曲・演奏というCDブックについて内容と感想を書きます。
この本を書き、CDの音楽を作曲している小林弘幸先生は、自律神経について研究しており、テレビにもよく出演しているので知っている方も多いと思います。
当ブログでも、自律神経について何度か触れてきました。
不安神経症と自律神経失調症との関係は?体験記
自律神経とは、簡単に言うと、緊張の交感神経、リラックスの副交感神経があります。食べたものの消化、吸収、心臓の鼓動、血圧、発汗、精神状態をコントロールする、とても大切なものです。
このバランスが崩れると、心や体に様々な不調が表れてきます。
自律神経のバランスを整える方法はいろいろあります。運動をする、日光を浴びる、規則正しい生活をする・・・。などです。でも、心や体の調子が悪いからこそ、そのようなことを行うのは難しいのではないでしょうか。そんなときにおすすめの方法があります。音楽を聴くことです。これなら実行しやすいかもしれません。
どんな音楽が収録されているのか
心をいやす、ヒーリングミュージックのようなものはたくさんあります。そういうものもいいのですが、このCDに収録されているのはヒーリングミュージックとは違います。医学的根拠に基づいて、音色やリズム、曲の長さを計算して作曲されたものです。
具体的にどのようなことが考えられているかというと、
point1一定のテンポで奏でられるメロディー
Point2 急な変化のない落ち着いた曲調
Point3 過去に思いが巡る余韻のある音作り
聴きやすく、脳にも届きやすくなっています。落ち着くし、仕事や作業をしながらのBGMとしても、寝るときに聴いても心地よい音楽です。音楽を聴きながら、過去の楽しかった記憶を思い出すとリラックスして副交感神経が良く働くのです。高くなった交感神経を抑え、低くなった副交感神経を上げる効果があります。
上に書いた特徴の音楽が8曲、41分23秒収録されています。私は、特に4曲目の「雨だれ」を気に入っています。呼吸もゆったりとすることができます。
これらの音楽を聴いていると、落ち着き、集中力も上がります。
自律神経の働きをチェックするテスト
私は不安神経症以外にも自律神経失調症という持病もあったので、自律神経という言葉には敏感です。交感神経、副交感神経がある自律神経。これらがうまく働いているかどうかをチェックするテストがあります。詳しくは著書を参考にしてください。自律神経チェックテストのタイプ
先ほどのチエックテストの結果により次の4つのタイプに分類されます。1.交感神経と副交感神経が両方とも高い・・・いきいき能力発揮タイプ
2.交感神経が高くて副交感神経が低い・・・頑張りすぎタイプ
3.交感神経が低くて副交感神経が高い・・・のんびりタイプ
4.交感神経と副交感神経が両方とも低い・・・ぐったり無気力タイプ
2~4に該当する場合は自律神経のバランスを立て直すことが急務です。
現代人は交感神経が優位になりやすいので、2の頑張りすぎタイプに当てはまる人が多いのです。そして、ストレスのたまる生活が長く続くことで、4の交換神経と副交感神経の働きが両方とも低くて、疲れやすく、やる気も出ない、そんな状態になってしまいます。
3.ののんびりタイプは、「のんびり」という言葉が使われていますが、リラックスできている、落ち着いているというよりも、仕事や家事などやらなければいかないことをするのに時間がかかる、注意力、集中力が落ちてしまい、ミスが多くなるという傾向にあるのです。
私は、2の頑張りすぎタイプに当てはまっていました。うつ病を患っていた時期もありましたがその時は、4のぐったり無気力タイプに当てはまっていたような気がします。
この音楽を聞くとどんな効果がある?
小林弘幸先生、順天堂大学漢方医学先端臨床センターの山口琢児先生の指導のもと、読者モニターに聞くだけで自律神経が整うCDブックに付属のCDを1週間聞き続けてもらいました。すると、個人差はありますが、自律神経のバランスが良くなり、「気持ちがすっとした」「ぐっすり眠れた」「気持ちを強く持てた」「集中力が出た」などの効果を実感しています。どんな時に聞くとよい?
どういうときに聞くといいのかということも書かれています。1.しつこい不調に悩まされている・・・便秘、病気がなかなか治らない、疲れやすい、なかなか眠れない、頭が痛い
2.嫌な感情にとらわれて解消したい・・・何もやる気がしない、イライラしている(むしゃくしゃ)、不安で心がいっぱい、パニックになったとき、嫉妬していてしまった
3.季節の変わり目などに不調を感じている・・・冷房病で体がだるい、5月病、夏バテ、花粉症
4.問題ごとが発生してしまいストレスを感じている・・・誰かと喧嘩した、家族が病気、仕事でミスをした、子供が反抗期、大病になった
5.毎日の生活の中で効果的に聞く・・・食事中、運動の後、緊張しているとき、通勤通学中(満員電車)
曲を聴く順番は、あなたのお好みで。気に入った曲を繰り返し聞いてもいいのです。こういう時に聞くと習慣づけるのもいいですが、それがストレスになっては何もならないので無理をしないように聞きたいときに聞くというのがいいのです。スピーカーでもヘッドフォンでもどちらでも大丈夫です。
できたらゆったりと深呼吸をしたり、過去や未来に思いをはせながら聞くのもいいとあります。
勉強中や仕事中に効くとどんな効果がある?
自律神経の働きをチェックするテストの結果にも書きましたが、交感神経と副交感神経のバランスが取れていることも大切ですが、さらに、この2つの神経が高いレベルで働いているのが心や身体の調子がよくなり、頭の働きもよくなるのです。ですから、交感神経、つまり適度な緊張感も必要です。それがなければボーっとしてやるべきことに集中できないということが起きてしまうのです。
1.やる気が湧いてくる
ブドウ糖は脳のエネルギー源。交感神経の働きで食べたものが肝臓でブドウ糖になる効率が良くなります。副交感神経が胃や腸を活発に動かし、消化、吸収もスムーズになります。
心身ともに良い状態になり、モチベーションも上がります。
2.集中力が湧いてくる
忙しい、失敗しないか不安、人間関係を築くのが難しいなどストレスを感じると活発になる交感神経。そうなっても副交感神経もしっかりと働かせれば精神的安定して作業に集中しやすくなります。
自律神経の状態は周りにも影響する
自律神経の状態というのは、周りの人にも簡単に伝染するそうです。ですから、職場などのリーダーとしてその組織が潤滑に動くようにしたいなら、自分の自律神経のバランスをとることを優先することです。このCDに収録されている音楽があっているか、どんな効果があるかは個人差はあります。この音楽を無理のない範囲で聞いてみることをお勧めします。